■No.6■ 2008 10/19 UP



いつまでも顔が”のっぺらぼう”のままだと可哀相なので、
溶接肉盛したのち彫刻刀で彫り出します。

ここで問題なのが顔の表現方法。
アニメキャラのフィギュアは塗装によりアイラインや瞳を描き込んで表現している。
塗装前の顔は鼻や口が以上に小さく、瞳だけが以上に大きく、まるで宇宙人の様。

彫刻による表現にすると、どうしても写実的になってきます。
でも、あまり生々しい顔にしたくないのでバランスをとるのが難しいよ。

それ以前に自分の技術が追いついていないようで、、、女性の顔は難しいですな(汗







脇腹あたりが、やはりそのままでは加工しずらくなってきたので切断しました。
後で再溶接する予定。

これまた残酷画像だな、、、。






ラフでごめん。

ここいらで気分転換に台座の製作に着手することに。

今回、こんな感じの台座に立たせてみようと思います。
ステンレス板1.5mmで天板が鏡面仕上げ、立ち上げがH.L仕上げで
長方形に板を抜いて、裏から表示パネルを貼り付けます。

表示パネルに何を表現するかは、また後ほど。








仕事の製品だとレーザー切断で展開開口板を切り出し、
プレーナーとプレス機の曲げ加工である程度まで形にしてしまところだけど、
自分の作品のためにそこまで出来ないので、破材から切り出した板を溶接で一枚づつ形にする。








比較的薄板なので溶接棒を使わず、共付け溶接。
点、点、点と表裏を溶接してゆく。








裏面からコツコツと叩き出し、円盤型のペーパーヤスリが付いているポリッシャーで研磨。
ビート跡が残る様なら、また裏から叩き出すという繰り返す。








こんな感じに開口板が出来ます、TIG溶接じゃないと難しいですね。
しかし、立ち上げ板と底板の5枚を仕上げるのに結構時間掛かってしまった(疲


この後に四方を45度にサンダーで開先を取って組み立て溶接で形に、、、

、、、っと、ここで
突然の作業中断!!

会社に新規の仕事が無くなり連絡があるまで自宅待機となってしまった(汗







「私はどうなるの、、、」と悲観する彼女に「何とかなるさ」と下心満載で腰に手をまわすSAFSくん


日記にも書きましたがこの度、
長らく勤めていた会社が倒産しました。

よって、溶接機などが使える環境が無くなってしまい困っています、、、。
思えば給料はともかく、金属造形するのは恵まれた環境だったと思う、
もっと沢山作っておけば良かったよ。

金属加工の会社に再就職したところで、同じ様に製作は出来ないと思われるので、
続けるにはアトリエと溶接機などの設備を用意しないとだめですね。
何にしても金が掛かるなぁ、特にTIG溶接機が中古でも高い、、、

でも続けたい!!、これだけ没頭出来るものをせっかく見つけたのに。

来年の美術公募展に間に合う様に何とかしたいと考えていますが、どうなるか、、、。

それでは再開の時まで、、、(涙



No.6 END


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